女性の購買心理とインサイト

こんにちは。松本です。

3月も末になり、一層春めいてまいりました。

 

さて、ずっと投稿したくて暖めていたことがあります。

タイトルの通り、”女性の購買心理”と”インサイト”の関係です。

様々な場所で講演をさせていただいたり、お打ち合わせをさせていただくなかで、「あー、ちがう、ちがう」と、言いたくてウズウズしていました(笑)

 

どのように新商品を企画するのか、ネーミングやフレーズを創るのか、

はたまたどのように拡販していくのか、女性に売りたい商品であれば、それぞれの場面で女性の購買心理とインサイトの理解が必要になってきます。女性心理の理解とは、この場合、引き金(トリガー)が男性とは違う、という理解です。

ただし、いちばん言いたいことは、ひとつの正解があるわけではない、ということ!!

インサイトは、カテゴリーごとに違います。

(インサイトがわからないという方、まずは隠れた購買心理とご理解ください)

 

また、インサイトは一度見つけたと思っても、時代の変化によって変わってくる、ということもあります。

 

ご理解いただきやすいように、具体的な例を挙げてみます。(単純化しています。ご容赦ください)

たとえば、リップクリーム。

男女の引き金の違いは、男性:保湿力3倍(当社○○比)→唇が乾燥する、という課題を解決したい。

女性:赤ちゃんみたいな、プルプル愛されくちびる!!→乾燥対策ももちろん、パッケージや香りも気に入ったものを選びたいし、艶感もほしい。

 

隠れたインサイトとは、(調査したわけではありませんが)香りと味についての、ヘビーユーザーの違和感の解決等。

→もし、その発見に基づいて、技術開発をしたのであれば、ネーミング等で謳うもよし。

 

食品では、引き金に男女差が生じないものも多いです。食品は「美味しそう!!」が基本ですから。

 

講演ではいつもお伝えしているのですが、男女差とは男脳、女脳のことです。戸籍上の男女ではありません。

男脳、女脳の違いについては、本を2、3冊読めば、ご理解いただけるのではないでしょうか。もはや古典とも言える『ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール-男は火星から、女は金星からやってきた-』(ジョン・グレイ著、三笠書房刊、知的生き方文庫)がお勧めです。それと、僭越ながら拙著『あっ、買っちゃった』(フォレスト出版)。

 

最後にもう一度お伝えしたいのは、女性の購買心理は、主に引き金に関わること、またカテゴリーによって、商品・サービスによって、インサイト(隠れた購買心理)は当然違ってくるということ。ですからお客さまのことばにならない思いを、テーマごとに丁寧に見ていくことが大切なのです。


少し前のブログですが、男性目線で、とてもわかりやすく語ってくださっています ↓ ↓

http://blog.livedoor.jp/five_products/archives/cat_50093603.html