「サードウェーブ系男子」って何?

こんにちは、松本です。

 

サードウエーブつながりで、「サードウェーブ系男子」についても触れておきたいと思います。

 

「草食系男子」等、色々な言われ方をする男性若者なのですが、その最新版でしょうか。もちろん「○○女子」もたくさんのことばがあります。語呂がよくないと「鉄子」(鉄道オタク)や「歴女」(歴史好き)になったりも。ただ男子のほうが、揶揄されている感じを受けます。(”男たるもの、強くあれ”の意識が根底にあるのかな)

 

最初にこのことばを使ったのは、コラムニストの辛酸なめ子さんです。ブルーボトルコーヒーに行列する男子たちを見ると、同じようにニットキャップをかぶり、眼鏡をかけ、スニーカーをはいている・・・。

これは、「サードウェーブ系男子」かー、となったのだとか。

 

その後、ワコールの男性用下着BROSのPR動画をめぐり、”ていねいで上質な暮らし”って何だ?と、それが「良いな~」ではなく、<変だ><気持ち悪い>という論調すら出てきているのです。(ワコール自体は、サードウェーブを意識していたのかどうか?真面目にきれいな動画を創っています)興味ある方は検索してみてください。

 

朝は丁寧にこだわりの豆を挽いて、ハンドドリップでコーヒーを煎れ、夜はクラフトビールを飲む。(写真:ちょうど先日ANAの機内で、地ビールとクラフトビールの違いについて、興味深いコメントを発見!)

昼はビーガン・カフェでランチ、というのもどこかで読みました。

 

本当のところ、ブルーボトルコーヒーに並んでいたニットキャップの若者が、毎日昼、ビーガン・カフェではないんでしょうけど、まあ、イメージですね。

で、揶揄している代表が扶桑社の「週刊SPA!」です。

ビジネスマンで、たまにはクラフトビールでも飲んでみようか、という人もたくさんいるだろうし、コーヒー好きの人もいるでしょう。

 

”ていねいな暮らし”が気持ち悪いと一括りにする「週刊SPA!」も、どうかと思います。(奥さんからお小遣いを減らされ、上司から行動を制限されるサラリーマンの気持ち代弁?)

あ、それと、こうした”ていねいな暮らし”ぶりをインスタグラムにアップしているのが、気持ち悪いという論調もありました。

 

いずれにしても、サードウェーブって何だ?という盛り上がりが、様々なところであるのは良いですね!

 

価格の安さで競うのは大手チェーンにまかせて、お客様を幸福にしようと商売をすると、個性的で価格の(やや)高いものを扱うことになってきます。そのひとつがサードウェーブ的なものであることは間違いありませんから。

 

*クラフトビールになりそこねた地ビールはすたれた、という理解。職人によるこだわりの醸造と個性的な味、クラフトビールは地道な努力によって、今支持を広げている。