「顧客幸福」と今どきカッコイイこと

こんにちは。

松本です。


11月がスタートしました。

このところ考えていることを、まだ考えている途中なんですが(笑)

公開したいと思います。


ひょっとして、後から恥ずかしくなったら、このホワイトボードメモは

削除するかもしれません。こちら、先日のトレンド・インサイト研究会時のものです。


コンサマトリー化(自己充足化)を破るもの、ということを考えているのです。きっかけとしての”学び(ゲーミフィケーション)”、”交流・場”、”旅”が上がりました。


これらのきっかけから、自身の創造性が刺激され、小さな単位での商品創りや場(カフェなど)創りをする人が出てくる・・・そして、それらがHIP(ヒップ)と呼ばれるのでは、という話になりました。


また一方、私のテーマとして常にあるのは、「顧客幸福」ということ。そして、この幸福のなかにCool(かっこいい)も入っているのです。

この点についての過去記事はこちらです。


そして当然のことながら、Coolは、時代の変化とともに変化します。

顧客幸福を考えるとき、私たちは「今、何がかっこいいのか?」を押さえておくべきなのです。


そして、何がかっこいいのかを問いつつですが、少し時代をさかのぼり、日本の美についても思索を深めております。こちらの写真は、駒場、東大近くにある「日本民藝館」です。今週訪問いたしました。


創始者の柳宗悦氏は、「日常の美」ということをおっしゃっています。

茶道の世界で使われる美しいお道具があります。また代々お殿様や貴族が使ってきた器の美があります。けれども、庶民が日常的に使ってきた雑器と呼ばれるものの中にも、日本独特の美があるということ。


そしてさらには、このような「日常の美」を求め、本日は、丹波焼の窯元が集まる里に行ってまいりました。(兵庫県篠山市)

 

丹波焼は日本六古窯のひとつで、今も60件以上の窯元が元気に器を作っていらっしゃいます。

 

柳宗悦氏も、ここを訪れ、紹介していますし、またさらに時代を遡れば小堀遠州も訪れている窯です。

 

話がかなり広がってしまいました。

 

今どきかっこいいことCool(クール)のなかにHIP(ヒップ)的なものがあり、そこには時代に対する反抗的なニュアンスがあります。”今(ジャストナウ)”、ひとつの反抗とは、大量生産・大量商品ではないモノ、地産地消的なモノなのではないでしょうか。

 

時代とともに移り変わる「顧客幸福」。納得型の消費ではなく、感情型の消費が起こるとき、お客さまの心には、”かっこいい!!”"美しい!!”という感嘆が必ずあります。まだまだ探求してまいります。(といっても学者じゃないので、もちろん趣味と実益を兼ねてです(笑))