インタビュアー、モデレーター、「聞く力」

 

こんにちは。松本朋子です。

阿川佐和子さんの『聞く力』(文春新書刊)が、

昨年ベストセラーになりました。

私も拝読したのですが、マーケティングインタビューにも

通じるところが多々あり、とても興味深かったです。

(阿川さんの”聞く力”を証明する事実として、

週刊文春の「この人に会いたい」という対談コーナーが、

なんと20年続いているのだそうです)

 ・誘導しない
 ・オウム返し。「たとえば?」「具体的には?」
   ⇒ 深める質問
 ・安易に「わかります」と言わない

また面白かったのは、相手が自分を卑下するような

発言をしたとき、
すぐに反応するのも嘘っぽいので、
「・・・・」(2秒)の後に、ことばを発するという記述。

 

さて、私は、POS分析からマーケティングの世界に入り、

データを見ることも大好きです。

ただ、数字を見ていると、数字の裏側や

数字に表れない部分が気になってきて

その後、定性調査に興味が移っていきました。

(”定性”とは、ことばや態度、行動、観察者の見たままなど

数値化できないもの)

タイトルにあります「モデレーター」とは

マーケティングインタビューのインタビュアー、

司会者のことです。

 

コンシューマー・インサイト発見のためには、

この定性調査の一部として

インタビューにプラスして、様々な技法を

取り入れることもありますし、

スタッフのみでワークをすることもあります。

 

こうしたマーケティング・インタビューを

大企業だけのものと思われるかもしれませんが、

けしてそうではなく、社長みずから

お客さま数名にインタビューをしても良いわけです。

今後の注目は、スカイプやグーグル+のハングアウトを

使った、インタビューです。

コストを削減しつつ、有益な情報をお客さまから

引き出すことができるのではないでしょうか。

 

売っている人より、ヘビーに使っている人のほうが、

情報をたくさん持っていたり、

売っている人の知らない使い方を知っていたりします。

インタビューはやめられない程?面白いです。

 

*あなたも、マーケティング・インタビューを学びませんか?

 http://insight-moderator.jimdo.com/