こんにちは。松本です。
ゴールデンウィークですね。
今年の4月は、雨が多かったですが、連休中は晴れ間を楽しめそうです。
さて、弊社では”インサイト・モデレーター”ということばを使っています。
モデレーターとは、グループインタビューの司会者。
インサイト・モデレーターとは、インサイト発見を促す力を持つマーケター司会者です。
インサイトということばは使っているけれど、もうひとつ腹に落ちない、とういう方もいらっしゃいます。
まずは、隠れた購買心理、と考えていただければOKです。
隠れた、というところが結構大事です。
ヒトは、ある物をなぜ好きなのか、なぜ買ったのか、自分でもうまく説明できない場合が多々あります。
つまり、隠れているのです(笑)
様々な場面で、実は思考より先に手が動いているわけです。
また、まったく新しい商品サービスについては、一般生活者は考えてもみないものです。
この点、わかっているようで、マーケター自体わかっていないこともあります。わかっていても、聞いてしまうのでしょうか。
司会者が聞いてはいけないのは、ご意見や結論です。
結論とは、たとえば「どんな商品がほしいですか?」
もちろん、生のアイデアとして”何か面白いものがあれば・・・”程度なら良いのですが、ユーザーのご意見として重くとらえて失敗することが多いのです。
以前に日本ハムの方から聞いたことがあります。
主婦に「どんなウインナーが欲しいですか?」と聞くと、必ず出てくるのが「野菜入りウインナー」けれども、そんな商品は売れたためしがない、と。
モデレーターは、「どんなウインナーが欲しいですか?」と聞くかもしれません。インサイト・モデレーターは、そもそもそんな質問をしないのです。
アイデアを出し、商品を設計し、パッケージを工夫、思わず飛びつくようなネーミング、コピーを考えるのは、あくまでもプロの仕事です。
インサイト・モデレーターは愛ある観察をし、質問する場合もしっかりと考えて、隠れた心理の発見をもたら人材です。
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