マーケティングにおける「ゲーミフィケーション」

 

松本朋子です。
「マーケティングにおけるゲーミフィケーション」について
あらためて整理しておきます。

ゲーミフィケーションとは、
 
 ゲームを作る、のではなく
 ゲームにする、ということ。

 ゲーム以外の分野を
 ゲームで活性化させること。

たとえば、節電ゲームを考案された方も
いらっしゃいます。
マーケティングの枠組みの中で考える場合、
いったい、何を、ゲームでもって
活性化させるのでしょうか?

それは、
・・・・顧客ロイヤルティです。
(今後、商品開発にも活かそう、なんていうことも
あるかもしれませんが)
ロイヤルティは直訳すると忠誠心です。
ただし日本語にすると、”愛”に近いと私はとらえています。

ゲームを安易にとらえて、
「1回買わせればOK」
では、商売は長続きしません。
お客さまから長く愛されること。
そのためにゲーミフィケーションを使っていくことが
肝心です。

次に、なぜゲーミフィケ―ションで
お客さまとの関係がより良くなるのか、です。
それは、
人間がもともと、ゲーム好きだからです。
もう少し言うと、チャレンジし、クリアし、階層が上がったり
競争し、たまに負けては勝ち、称えられたりすることが
大好きなのです。
そうでないと、オリンピックのメダル争いなど
この世にないですよね。

問題になったゲームサイトのアイテム課金とか
ちょっと次元の違う話です。
アイテム課金は、「1回買わせればOK」に
近いのではないでしょうか。

”チャレンジし、クリアし、階層が上がる”
という点で、
とても良くできているのは、
そうです、航空会社のマイレージプログラムです。

マーケティングにおける「ゲーミフィケーション」は
顧客ロイヤルティを活性化させる、
お客さまとの関係をより良いものにするもの。
そして、今後ますます重要になるものです。

なぜ重要になるのかは、以前投稿の、
「ゲームかストーリーか」
にも書きました。
スマートフォンの普及、いわゆる”情報革命”が
その背景としてあります。

ゲーミフィケーションという名前がつく以前からあった、
顧客ロイヤルティのための様々な施策。
そこに現代的背景が加わって、
さらに目が離せない。

それが、ゲームベースドマーケティング。
マーケティングにおける「ゲーミフィケーション」です。